アルベルト「ようやく終わりましたね」
シェーラ 「終わったな」
シェリア 「終わったわねー」
ショウ 「とりあえず一段落だな」
昇 「……あのさ。今日もつっこみたいんですけどいいですか(額をひくつかせながら)?」
アルベルト「ご自由に(優雅に紅茶を飲みながら)」
昇 「……なんでオレがこんなことしなきゃいけないんですか?」
アルベルト「似合ってますよ? エプロン」
まりい 「ごめんなさい。私も手伝うよ(慌てて、申し訳なさそうに)」
昇 「あー、ごめん。助かる……って違う! なんで主人公のオレがここでまで家事しなきゃならねーんだ(エプロンを脱ぎ捨てる)!」
諸羽 「このクッキー美味しー。今度また作ってきなよ」
昇 「あ、それ空都(クート)の木の実入れたんだ。試作品だからまた色々試してみる……ってそれも違う!」
シェリア 「しっかり一人ノリツッコミしてるわねー」
昇 「だからっ……!」
ショウ 「とりあえず落ち着け。ほら(水を差し出す)」
昇 「……(ごくごくと一気に飲み干す)」
諸羽 「じゃあ大沢の変わりにボクがまた司会やるね。今回の章、結局三人の決意だったんだよね」
昇 「いや、三人じゃなくて四人。どこかのページに隠してるってさ。っつーかバレバレだけど」
諸羽 「え? そうだったの?」
シェーラ 「結果は同じで目的はそれぞれ違うがな」
ショウ 「しかも今回はネタばれと伏線だらけだったな。一番最後も伏線そのものだろ」
昇 「それだけ知ってるならもったいぶらないで教えろよな」
アルベルト「それだけ私が重要な鍵を握っているということです。ほらもっと敬いなさい」
昇 「この、エセ師匠がっ……」
まりい 「それで、これからだけどどうなるの?」
諸羽 「週に一回の更新は続行だけど、EG(EVER GREEN)は不定期連載になるみたい」
昇 「そーいや完結できる自信がなくなったとか言ってなかった? 作者」
諸羽 「言ってたけど色々考えたあげく『行き着くところまで突っ走っちゃえ♪ えへ』だって」
昇 「……その後自分で言ったセリフに悶絶してたよな(妙にさめた目で)」
諸羽 「うん。今も死ぬほど後悔してるみたい。嫌ならそんなセリフはじめっから使わなきゃいいのに。自分で言って勝手に自爆する。さすがキミの生みの親(昇を指差して)」
昇 「るせーーーっ!」
シェリア 「でも七章をはじめる前に番外編とか色々書いてみたいって言ってたわね。まあ、あの作者だからどうなるかわからないけど」
アルベルト「代わりに第一部(SkyHigh,FlyHigh!)が週一連載(多分金曜)になりますから結果的にはあまり変わらないということでしょうか」
まりい 「私の?」
ショウ 「あの頃のお前ってすごかったよな(思い出してため息)」
まりい 「そんなことないよ! もともとショウが早く助けに来てくれなかったからっ……!」
ショウ 「なっ、ここであたらなくてもいいだろ!」
まりい 「だって……」
ショウとまりい、喧嘩(じゃれあい?)開始。
諸羽 「(二人のやり取りを見て)……痴話喧嘩?」
シェーラ 「だろうな」
昇 「……(視線をそらす。まだ正視に堪えかねるらしい)」
シェリア 「ほら、次の章はどうなるの(慌てて話題をそらした?)?」
諸羽 「砂漠越え。シェーラの生まれ故郷に行くっしょ? 正確にはその一歩手前だけど」
シェーラ 「そうだ。エルを助けなければならない(真剣な顔で)」
昇 「そーだよな。オレも空都(クート)に行かないとな。記憶とりもどさないと……って、そこ、それは何」
アルベルト「いつものあれですよ(笑顔で)」
シェリア 「ねぇシーナ、地球の人間ってお酒のビンで殴られても平気なの(耳打ちして)?」
まりい 「……平気じゃないと思う」
昇 「嫌だ! オレまだ死にたくない!」
アルベルト「そう言いながらちゃんと生き残ってるからいいじゃないですか」
昇 「とにかく近づくな! 絶対近づくな(後ずさって)!」
アルベルト「聞き分けのない子ですねえ。わかりました。私はここから動きません(ため息ついて)」
昇 「よし、それでいいんだ」
アルベルト「私は……ね」
昇 「それってどーいう……」
アルベルト身近にあった紐を引っ張る。その直後、昇の頭上にガンッ! と鈍い衝撃が。
昇 「オレ、なんで学習能力がないんだろう……」
そのままぱたり。ガランという音とともに何かが床に転がる。
アルベルト「私は動いてませんよ。私はね(ワインをグラスに入れ優雅に飲み干す)」
昇 「…………(気絶中。もはや聞こえていない)」
アルベルト「ちなみに今回は金タライでした。日本のテレビって面白いですね。人間初心に返ることは大事です←師匠はド○フを見ていたのか」
シェリア 「ねぇ、アルベルト。昇って一時的な記憶喪失なんでしょ?」
アルベルト「みたいですね」
シェリア 「それが原因ってことは考えられないの? 何度も殴られてるし」
諸羽 「そんなに殴られてるの(額に一筋の汗をたらしながら)?」
アルベルト、昇を除く一同静かに首を縦にふる。
アルベルト「大丈夫ですよ。原因はもっと別のものですから。それに、このくらいで倒れてしまうようでは私の弟子は務まりません」
シェーラ 「すでに倒れているぞ」
アルベルト「まだまだ修行が足りないようですね。嘆かわしいことです」
諸羽 「じゃあ今回はこれでお開き。まったねーー♪」
昇 「……いっそのこと、このまま倒れていた方が幸せなのかもしれない。オレ」
2004年 8月20日 某所にて