委員長のゆううつ。

帰ってきた後書きならぬ座談会。その1

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詩帆  「なに。これ」
リズ  「見たまんまなんじゃない?」
カリン 「『続・後書きならぬ〜』とどっちにするか迷ったみたいですね。でもそれだと地味すぎるからと今の形になったようです」
セイル 「懐かしいね。前回はは誰かさんがお茶くみ係だったんだけど今回は誰なのかな」
詩帆  「話がみえない。状況説明お願いします」
リズ  「前にここで、こんなふうにお茶会やってたの」
詩帆  「はぁ」
セイル 「端的に言うと、お茶を飲みつつ今まであったことについてふり返ろうってこと。詩帆ちゃん、お茶お願いできる?」
詩帆  「なんであたしが(真顔)」
セイル 「前回は主人公がやってたから」
詩帆  「だから、なんであたしが(真顔)」
セイル 「今までの流れ的に」
詩帆  「そんな流れいりません(きっぱり)」
セイル 「ここは女の子らしいところをひとつ。料理のできる女の子ってぼく好きだなぁ(片目をつぶって)」
詩帆  「今は男女平等です。セルフサービスでお願いします」
セイル 「……自分でやります(すごすご)」
リズ  「せーちゃん、さっそく尻にしかれてるね(しみじみ)」
詩帆  「変なこと言わないでください(顔赤くして)!」
カリン 「みなさんお茶が入りましたよ。ケーキも一緒にどうぞ(シフォンケーキと紅茶を差し出す)」
セイル 「さすが! カリンくん大好き(ひしっ)!」
カリン 「やめてください。僕にそんな趣味はありません(汗)」
セイル 「ぼくにだってないよ。やっぱり抱きつくなら可愛い女の子だよね」
詩帆  「下手な漫才はやめて、とっとと本題に入ってください」
カリン 「そうですね(咳払いして)。シホさんとリズさんもどうぞ(笑顔で差し出す)」
リズ  「カリンくん。いいお嫁さんになれるね」
カリン 「やめてください(汗)」
詩帆  「お願いします。とっとと話をすすめてください」
セイル 「今回の主人公はぼくに愛がたりません(涙)」
詩帆  「だから先輩は変なこと言わないで下さい!」
セイル 「やっぱりたりない(涙)」
リズ  「じゃあ、しーちゃんの希望通り本題にもどろっか」
カリン 「以前の作品『EVER GREEN』から四年ですか(2007年本編完結)。ようやく始まりましたね」
セイル 「まさかこうやって再登場できるとは思わなかったなぁ。しかも今回は主役級。大抜擢(ほくほく)」
詩帆  「前回って、前から先輩いたんですか?」
セイル 「ま、ね。詳しい話はおいおいってことで」
カリン 「詳しいことを知りたい方は『EVER GREEN』を読んで下さい。こちらは異世界巻き込まれファンタジーです。宣伝でした」
リズ  「設定だけはずいぶん前からあったんだけど。せっかくだからこっち霧海(ムカイ)の世界で冒険させてみよう。だったら地球人キャラも出してみようってことで、こうなったの」
詩帆  「地球人キャラってあたし(汗)?」
セイル 「他に誰がいるのさ」
詩帆  「だって先輩は」
セイル 「そのへんのところもおいおいってことで(笑ってごまかす)」
詩帆  「なんだかあたし一人だけ仲間はずれですね(ため息)」
リズ  「一番初めから知ってたら面白くないでしょ。役得ってこと」
詩帆  「そんな役得いりません」
セイル 「安心しなよ。どこかの某苦労人よか優遇扱いだから」
詩帆  「誰ですか。その苦労人とやらは」
カリン 「僕が会ったときは頭を殴られてましたね」
リズ  「本人の名誉のために秘密にしとくね。そのうち会えるかもしれないし」
セイル 「もう会ってるかもしれないけどね」
リズ  「会わなくて結構です。不幸が移りそうだから(大真面目)」
カリン 「手厳しいですね」
セイル 「……がんばってね。遠い世界で応援してるから(遠い世界のとある人に向かってそっと涙をぬぐう)」
リズ  「ところで質問なんだけど、委員長っていつもはどんなお仕事してるの?」
詩帆  「クラスをまとめるリーダーみたいなもんです。小中学校の時は男女一人ずつだったけど。
     別名として学級委員長とか級長とか呼ばれることもありますね。あたしも正式な役職名は『クラス委員長』でしょうし。あと副学級委員が存在するところもありますね」
リズ  「具体的には?」
詩帆  「先生や生徒会に呼び出し受けたりまとまった意見をクラスに伝えるんです。授業やホームルームの号令は日替わりで日直がやってます。
     意見がまとまらないときは矢面にたたされることもあります」
カリン 「本当にしがない中間管理職だね」
詩帆  「ほっといてください!」
リズ  「じゃあ今回はここでお開き。次回もお楽しみにね」
詩帆  「あたしの春休み、一体どうなるんだか(深々)」
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