EVER GREEN

後書きならぬ座談会その0

諸羽    「マザコン(ぼそ)」
昇     「なっ!」
シェーラ  「マザコンだな」
シェリア  「マザコンよね」
アルベルト 「完璧なマザコンですね」
昇     「るせーーーっ(顔真っ赤にして)! っつーかなんだよ! これ番外編だぞ? 座談会って本編しかやらないんじゃなかったのか!?」
アルベルト 「誰がやらないと言ったんですか?」
昇     「普通はそう思うだろ。っつーか、お前ら今回まったくこれっぽっちも登場してないじゃん」
諸羽    「だってボク達全然活躍してなかったし。たまには騒ぎたいよねー?」
シェリア  「まあアタシは他の番外編で主役はれたからいーけど」
シェーラ  「ああ、あのハ○の話だな」
昇     「誰がハゲだ!」
ショウ   「……自分で言ってどうする」
まりい   「懐かしいな。ちょうど一年前の話になるんだよね」
昇     「今考えると椎名が入院してた時ってショウと一緒にいたんだよな」
ショウ   「そうなるな」
昇     「オレも色々あったと思ったけど、まりい達も色々あったんだよなー」
まりい   「そう考えると出会いって不思議だね」
ショウ   「そうだな」
三人が感慨にふける中、他のメンバー別の場所で優雅にお茶してます。
諸羽    「でもさ、水を差すようで悪いけど、大沢ってここまでしてまりいちゃんにフラれてるよね」
シェーラ  「口外するな。口にしないのも優しさだ」
アルベルト 「おや、あなたにしては殊勝なことを言いますね」
シェーラ  「まああれは……な(まるで痛々しいものを見たような口調で)」
諸羽    「もしかすると一つの才能かな。話の流れでいくと普通はくっつくよね」
アルベルト 「恋愛小説ならそうなったんでしょうね。残念なことに、この作品はファンタジーですから」
諸羽    「そういう問題かなー?」
シェーラ  「単に運がなかっただけではないか?」
諸羽    「あ、その線が一番高いかも。さすが不幸とハ○の代名詞と言われてるだけある(手をポンと叩く)」
昇     「そこ。聞こえてる(ジト目で)」
シェリア  「この話ってほんとに平行世界なのね。これからどうするか、ちゃんと考えてるのかしら?」
アルベルト 「作者のみぞ知るところですね」
昇     「無視すんな!」
諸羽    「さて。お待たせしました。ようやく本編がはじまります!」
昇     「だから――」
諸羽    「舞台は前にも話したように砂漠越え。いったいどうなることやら」
シェーラ  「ようやくわたくし達が活躍できるのだな」
シェリア  「腕のみせどころね」
昇     「その――(やり場のない手)」
まりい   「予定としては隔週です。私達『SkyHigh,FlyHigh!』は連載していくつもりなので気長にお待ちください」
ショウ   「俺達の話もちゃんと見てくれよな」
昇     「お願いします。無視しないでください(涙)」
諸羽    「じゃあみんな。まったねー♪」
昇     「……オレって主人公だよな(床に『の』の字)?」

2004年10月27日  某所にて

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